漠然と「ロゴ欲しいな」とは思ってはいたけど大きな不満はなく、長年テキストだけで過ごしていたタイトル部分に、閃いてロゴを作成しました。「作成」と言うほど大層な作業ではなく、
- 元々あったイメージをアップデートして具体的にする
- 手書き文字のフリーフォントを探す
- Photoshopで文字を配置する
- 配置した文字をリンクして、ゆがみと回転を掛ける
- 背景中央に、意味ありげに四角を配置
というシンプルな工程。
「元々あったイメージ」にはインスパイア元となったものがあって、多摩美術大学芸術祭テキスタイルパフォーマンス「こなた」(2014年)のロゴデザインがそれ。見た瞬間、稲妻が走ったことを憶えている。(最初に見かけたのはこちらページをリブログしたもの。2017年ぐらいだった)
数年前に、このロゴのデザイナーさんに対価を払ってでも直接依頼したいと思ってコンタクトを取ったんだけど、そのときにはもう企業で活躍されていて「個人からの依頼は受けられません」と丁寧に返信をもらい断念した。
やっぱり自分でデザインするしかない、その方が愛着も湧くし。と意識を変え、文字を「歪ませる、傾ける」という方法を懐にしまった。
と言っても「レタリング」だの「ペジエ曲線を操る」だの必要な技術は持ち合わせていないので、モヤモヤとしたまま過ごしていたけど、ついこの間「手書きフォントでいけるかもじゃん!」という天啓が下った。
そして探して見つけたフォントは、エヌ岡さん作成の手書き風フォント「からかぜ」。BOOTHの「フォント・書体」カテゴリの中で、かなり人気のあるフォントであった。
バッとラフを作って、1週間ぐらいかけて少しずつ調整しながら現状に落ち着いたところ。自分としてはかなり気に入っている。もしこのロゴが良いものに見えたとすれば、それはほぼこのフォントのおかげだと思う。
ちなみにこの「意味ありげな四角」というのは、このブログタイトルの元にもしたHASSELBLAD(で撮れる「ましかく写真」)からとったもの。フィルムの種類が減少、価格も高騰したことなどによりもう数年の間使っていないけど、デジタルバックを手に入れることを夢見て、手放せないでいる。いつかまた。という思いも込めて。