はせる

は・せる、馳せる

2024-202 セミの幼虫

 2024年7月20日、土曜日。晴れ、雨。

 午前から夕方にかけて単独行動。身体を休め、図書館の返却と予約図書を受け取る。芥川賞候補作を読もう、で予約していた群像を受け取る。既になにが掲載されているから借りたのか憶えていなかったけど、目次を見たら『バリ山行』だった。こちらも芥川賞を受賞している。候補作一覧を見て借りたのはこの2作だけで、私はもしかしたら予想屋になれるかもしれない、と少しうぬぼれる。もう熱は冷めており、読むかはわからない。一緒に借りたのは山内マリコさんの『マリリン・トールド・ミー』。移動中に冒頭を読んだら新型コロナ緊急事態宣言下に上京・大学入学した女性が主人公で、閉塞感がすごく伝わってくる。

 夕方、夢の島熱帯植物館で妻と息子と合流。17時から夜間開館の準備で温室は一旦閉館、その間にフラダンスを見る。スタンプラリーの台帳をもらって、夜間開館の温室へ。この時点ではまだ明るいけど、ぐるっと回って外へ出て、ようやく辺りは暗くなっている。外では、セミの幼虫が這い出てきているので様子を観察できる。私が子どもの頃はかなり珍しいものと認識していたけど、去年は羽化中を1匹とよじ登っているのを1匹、今年は地面を這っているのとよじ登っているのを10匹ぐらい見つけて、こうなるとあまり珍しくもなくなってしまう。インフレ。

 帰り着くころには雷を伴う大雨。

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