セルフマネジメントのような思考。
転職前(10年以上前)の、仕事が上手く行っていなかった頃のことを思い出している。当時、直属の上司は人としては嫌いではなかったけど、仕事で上司が求めるものと私が提供できるものに差や齟齬があって、上手く行かなかった。残業や休日出勤も多く、私自身はなにか症状として名前がついたことはなかったけど不眠症気味にはなっていて、毎日出勤がしんどかったことを思い出す。どうやって気持ちを保っていたかと振り返ってみると、残業代はちゃんと出ていたので思いっきり散財したり、暗記した般若心経の一部を毎朝始業前に付箋に書いていたこともあった。
OJT*1、OJTと言うだけ言って新人教育には力を入れていない(と思える)会社だったので、入社から数年経ってもWBS*2がなんのことかわからないぐらいだった。当時を振り返って私に必要だったことを考えると、基礎的なスキルを身につけることはもちろんそうなんだろうけど(ただ、当時も今も仕事に対する姿勢は正直なところあんまり積極的ではない)、もっと大事なのは自己効力感を高めることだったのではないかと思う。自己効力感とは、Wikipediaの説明によると『自分がある状況において必要な行動をうまく遂行できると、自分の可能性を認知していること』とある。 目標を立て、それをさらに細分化した目標を1つずつ達成して、それをこまめに振り返って自己評価し、大きな目標に少しずつでも近づいていることを実感して、自信に変えていくこと。これを上手く回すことができれば、ちょっと上手く行かないことがあっても挫けずに済むのではないか。それが組み込まれたOJTならまた違ったのかも、とか思う。
今、自己効力感を高めるような習慣があるかというと、まあ、ないんだけど、「今年の希望」を叶えていくのには有効な気がする。「私、できる」ではなく、「私、大丈夫」を確かめるような程度で取り入れてみる。
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