上京して20年目に入った週。
私は生まれた育った街を19歳になる年に離れたので、すでに東京で過ごす時間が人生で一番長くなっている。そのことが私にもたらしたことはなんなのか。それは、「東京」という地の利を得て、私の文化資本の度合いが時間をかけて移動したのでは、という可能性を悶々と考えている。これは、年始の辺りにまとめた「今年の課題図書を決めた」でも推測しているんだけど、ただの驕りの可能性もあって、その見極めも必要と感じている。
東京20年目。まだまだやれるはず。
2024W12
2024W12 (2024-03-18 / 2024-03-24)
今週のうたかた
18日 月曜日(2024-078)
19日 火曜日(2024-079)
20日 水曜日(2024-080)、春分の日
上京して20年目に突入
21日 木曜日(2024-081)
22日 金曜日(2024-082)
23日 土曜日(2024-083)
24日 日曜日(2024-084)
第20回 子どもたちと芸術家の出あう町 雅楽ワークショップ@東京芸術劇場
雅楽のワークショップへ。雅楽というとお正月の神社と結婚式のイメージしかないんだけど、篳篥*1と笙*2という楽器は知っている。他に用意されていた楽器は「龍笛」「鉦鼓」「羯鼓」「楽太鼓」、これらは見たことはあったかもしれないけど、名前は初めて聞く。そんな状態だった。
「知っている」といっても、楽器を個別に取り上げて音を聞いてみると、笙はとても電子的な感じがする*3。篳篥は音程の変化が連続的で、その奏法を「塩梅(えんばい)」というらしい。
今回のワークショップで「みなさんに雅楽の種を植えつけた」と言っていたのが印象に残った。普通に生活していれば上記のような場面でしか出会うことはほとんどないように思うけど、これを機会に日常生活で音を聞いて「あっ」って思うんだろうなぁ。