はせる

は・せる、馳せる

2026-047 夜歩く

 2026年2月16日、月曜日。曇り。

 レベッカ・ソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』を読み進める。ぐぬぬ……っと来たのは、暴力やハラスメントへの恐れによって、女性は「ただ歩くこと」や公共空間へアクセスすることが制限されている、という文脈からの以下の部分を引用。

 女性は、巡礼やウォーキング・クラブやパレードや行進の際、あるいはもろもろの革命において熱心な参画者となってきた。その理由のひとつには、あらかじめ方針のある活動ならば女性の存在に性的な関心が向けられにくいということがある。また、公共の場にいる女性の安全のためには、複数の同伴者をともなっていることが最善の保証となってきたためもある。パブリックな争点を中心におく革命においては私的なものごとは棚上げになるので、女性はそこで大きな自由を手に入れることができるのだ(括弧書きは略)。
レベッカ・ソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』 第十四章 夜歩く p415

 私がシス男性であるからこそ、夜歩きながらポッドキャストを収録することが可能なんだ、ということは考えている。女性にとってはただ歩くことですら、場所や時間帯によっては安全でないことがある。

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