はせる

は・せる、馳せる

認知を形作る読書(2022W36)

 たくさん読めばいい、ってもんでもないけれども。

2022W36 (2022-09-05 / 2022-09-11)

 図書館を利用するようになったり、息子が借りてきた絵本を拝借して読んだり、ラジオで聞き知った本を興味本位で読んでみたり、自分の読みたい範囲以外からも多く本を手に取るようになった。

 今週は『九月、東京の路上で』を読了した。毎年9月になると宇多丸さんがこの本のことに触れ、調べると最寄りの図書館にあったので早速借りた。感想にも書いたように、元々「関東大震災朝鮮人虐殺事件」を否定する立場ではなかったけど、読んだあとには「あった」ことに間違いはなく、その上で、これまで想像していたよりももっとずっと惨たらしいことが当時あったのだと思うようになった。

 これは、当時の社会状況によって醸成されていた民衆の感情が震災によって『群衆心理』として働いたものであろうし、レベッカ・ソルニット著『災害ユートピア』から「エリートパニック」という言葉も引用されており、どの階層の人々も等しく流言によって惑わされ理性を失いうることを痛感した。

 ここ数年の読書で得た言葉や知識などが、別な本の内容と繋がってさらに広がりを感じるような読書体験をここのところしている。これは、読書によってだんだん『認知』が形作られて、それによって見えてくる道を無意識的に辿っている、ということのような気がする。辿り着く先が明るい場所だといいな。


2022W36

2022W36 (2022-09-05 / 2022-09-11)

今週のうたかた

5日、月曜日。

光を捉える

6日、火曜日。

コール

7日、水曜日。

日向坂46 宮田愛萌 卒業発表

 推しがまたひとり卒業する。箱推しである日向坂46の中でも、宮田愛萌は結構目をかけていたメンバーのひとり。あざとかわいいぶりっ子芸で注目されたけど、國學院大學文学部卒業で読書好きというところがポイント。ブログでの文体も好き。

8日、木曜日。

仕事で虎の門。駅の中でトリックアート。

9日、金曜日。

10日、土曜日。

北千住駅

micca

 久しぶりに葛飾区亀有にある「絵と言葉のライブラリー ミッカ*1」へ。絵本作家・お笑い芸人のひろたあきらさんの絵本原画展が開催されており、この日はひろたさんによる「おえかきワークショップ」の日。息子の絵はひろたさんのツボにはまったらしい。
 丁度アトロクの8月17日(水)18時台ゲストであったこともあり。

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 帰り道、公園に寄りつつ亀有駅から綾瀬駅まで歩く。

 散策しながらの写真は久しぶり。普段なぜしない?

11日、日曜日。

 妻と息子は義母を伴ってイースタンリーグの巨人×ヤクルト戦の観戦へ*2。私は予約図書が確保されたので図書館に行き、配信で映画を見たり録画番組を消化したり「シー・ハルク」を見始めたら4話まで一気見になったりした。

今週のエンタメ

 という括りを採用してみる。各感想ログのページとサムネイルが欲しくてAmazonアフィリエイトを設置していくと、縦に長くなってしまうのが難点なので、引き続き検討する。

読了『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』

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読了『ブルーピリオド(12)』

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読了『紛争でしたら八田まで(5)』

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読了『読む時間』

 ミッカで手に取った本。谷川俊太郎の書き下ろしの詩が添えられており、写真集のコンセプトとともに沁み入った。

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映画

映画『ドロステのはてで僕ら』

 『もっと評価されるべき審議会』で佐久間さんがオススメしていた映画。時間モノのSF。いやー、面白かった。

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今週の覚え書き

今週のはてな

*1:サイトが重たい……

*2:エキサイトシートが安いと言っていた。

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