はせる

は・せる、馳せる

揺るぎある生活 (2024W04)

 とても難しい自分の取り扱い。

2024W04 (2024-01-22 / 2024-01-28)

 オードリーANNの東京ドームイベントは、LIGHTHOUSEで想いを聞いて「これは、行けたらいいな、同じ場所で過ごしたいな」と思って争奪戦には参戦したものの、そんなに簡単にチケットを確保できるはずもなく、だったらライブビューイングも配信もいいかな、という気持ちになって、いま過ごしている。
 書いていて自分でも思うけど、チケット取れなくて拗ねているのと変わらない。でもまあ、いろいろとあるのだ。

 こういったファン向けのイベント含め、ライブも舞台も握手会も、これまでに行かない選択をすることがほとんどだった。それでもゼロではないので、これまでに行ったことがあるライブやイベントを思い出せる限り書き出してみる。
 テクノポップアーティストのレコ発ライブ(握手会付き)、友人の知り合いのバンド(下北沢のライブハウス)、ロックバンドのツアーファイナル(幕張メッセ)、フジロックフェス '07、朝霧JAM '07、高校の同級生のバンド(渋谷のライブハウス)、妻がファンのアーティストのライブ、勘違い系CDJに数回、BMS作者を集めたクラブイベント、友人が参加しているクラブイベントでゲストDJとして参加……
 思っていたよりはあるんだけど、これが東京に住んで20年弱であることを考えると少ないのではないか。地の利があるのに勿体ないとも思うんだけど、「自分はそういう人」ということで済ませていた。この思考にも向き合う必要がある。

 1つ目、自分を客観視する視点が強くなることがあり、自分が嫌になる。
 これと似たようなことを、この週の『こっち側の集い』で若林さんが「ドローン視点」と例えていた*1。つまり自分とその周りの状況を俯瞰して見ることによって、他者から自分を見た感情までが込み上げたり、自分がうまくその場の状況に対応できていないことを実感したり、その状態によって周りに気を遣わせてしまったりしらけさせたりしていやしないかと慮ったりすることがあって、それがつらいのだ。それが思い過ごしであったとしても。

 2つ目、同じものを好きだからといって、楽しみ方、さらにはその人の人柄は十人十色であること。
 同じものを好きな人、に出会うことは好ましいことだとは思うけど、その人と楽しく語り合えるか、はまた違う問題。明らかにモラルとしてよろしくないファンの行動を見てストレスが爆発しそうになったことがあって、やっぱりそういう人とは一緒になりたくない。もちろんそういうのは一部のファンなんだろうけど、いわゆる「ファンの所為で嫌いになる」ということはあるだろうな、と感じる。

 3つ目、行って満足したとしても、揺り戻しがあるかもしれない、と考える。
 イベントに行って、そのイベントが最高によかったとしても、その浮き上がった気持ちは、ふとした切っ掛けで勢いよく沈んでしまうかもしれない。……さすがにこれは考えすぎであることはわかっている。

 以上。さて、いろいろなことからなんとなく積を取っていくと、日常をできる限り凪の状態で過ごそうとしているのが見えてきて、つまり、簡単にまとめて言ってしまうと、精神安定のためにこういったイベントに参加することを遠ざけている、というように思えてくる。「自分はそういう人」というのは、まあそういうところなんだろう。
 でも、これからもそれでいいだろうか、と考えると、なんかいろいろと損をしていくような気もしてくる。精神的な状態やタイミングを見極めて、揺らぎの中に飛び込んで行くことができたら、なにか見つけることができるかもしれない。そう、「かもしれない」のだ。


2024W04

2024W04 (2024-01-22 / 2024-01-28)

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*1:あっち側はこめかみのCCD視点しかないと言っていて、それには笑った。

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