はせる

は・せる、馳せる

2023-314 味なエッセイ

 2023年11月10日、金曜日。曇り、雨。

 電車で目の前に立っていた人が、一緒に四ツ谷駅で降りて、会社の近くで再び見かける。
 自分のことを人の顔を憶えるのが苦手と思っている。1回会っただけではなかなか憶えられないけど、写真があれば刷り込むことはできるかもしれない。短期的な記憶としては、顔よりもカバンなどの持ち物で「あの人」と憶えるほうが早い。今回もカバンに巻き付けてあったスカーフで認識した。

 朝吹真理子さんのエッセイ集『だいちょうことばめぐり』を読み終えた。『Cream Tea』で登場した「紗季子さん」という名前に「もしかして?」と、なんだか天啓みたいなものが下って検索して見ると、フードエッセイストの平野紗季子さんで間違いなさそうだった。平野紗季子さんのポッドキャスト味な副音声』の過去回にゲスト出演していたので拝聴した。朝吹さんのエッセイにも書かれていた事柄にもポッドキャストで触れていて、「あ、そのことね」とエッセイに書かれていたその場にいたような気持ちになる。


▼ハライチのターン、アフタートークまで。うまい棒川柳のコーナー。澤部さんはライブ前の行動にも個室ビデオが入ってくる。岩井さんは害虫駆除の社長と久しぶりのパチンコの話。▼言って聞かせて。著者回。『直訳できない日本語』の著者で、同時通訳者の橋本美穂さん。▼味な副音声。朝吹真理子さんゲスト回。フードサイファー。例えばたけのこが『土から吸い上げた水の味がする』というようなことを言っていて、感性も言葉も美しくて好きだと思った。▼アトロク2 放課後ポッドキャスト #6。2時間半ぐらいあるけど、聞き流しながら本を読んだり作業をするのにちょうどよい。TBS社内のコンビニで、コーヒーに関連する一連の対応への不満を「ご注進」として熱を持って語る宇多丸さん。▼Session。特集は「女性初の南極観測隊長・原田尚美さんに聞く」。

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