はせる

は・せる、馳せる

2024-185 耳に馴染む

 2024年7月3日、水曜日。曇り、晴れ。海王星が留。

 今週3日間、山崎怜奈が体調不良でダレハナをお休みしているんだけど、アンジェリーナ1/3が代役を務めた火曜日以外は途中でタイムフリーで聞く番組に移った。リアルタイムで聞く番組は耳馴染みがない声だと違和感に気を取られてしまうことが、なんとなくわかった。アンジーはこれまで何度か聞いてきた(し、好きな声な)ので大丈夫だったのかも。いつもの番組を聞かない時間は、裏の番組を聞くということもしてみたんだけど、先に書いたとおり耳に慣れなかったり、番組のテンポ感の違い……という表現が合っているかはわからないけど、つまりは慣れるまでの時間が経つ前に「あの番組聴いてないな」と別な番組のことを考えてしまったんだと振り返る。

 J SPORTSオンデマンドは今日から再契約して視聴を開始。

2024-184 環境適応

 2024年7月2日、火曜日。曇り。

 高瀬隼子『おいしいごはんが食べられますように』を読んでいる。「食」と「職」の話。環境適応。主となる登場人物は二谷、押尾、芦川の3人だけど、内容としては三人称で語られる二谷と、一人称で語られる押尾さんの2人の視点。勤務中の昼休みや退勤後の夕食には、簡単なもの、出来合いのものでよくて*1、休日に家族と一緒にとる食事は美味しいものを食べたい。と考えると、押尾さんが食事に対する考えは近いか。それにしても嫌な職場だなぁ。芦川さんは、個人としては弱い立場なんだろうけど、職場内での立ち回りによって強い立場の人を味方につけている。押尾さんが不利になってしまったタイミングは……と考えると、パートの原田さんに目をつけられたところかな。で、芦川さんはなぜ二谷のことを……? とも思うんだけど、大方、生存戦略的なところを含むんだろうな、きっと。
 夜には読み終わった。

 6月29日からツール・ド・フランスが始まっているので、J SPORTSオンデマンドにログインして再契約しよう*2……と思ってログインしたら今日のステージが無料ライブ配信になっていたのでそのまま見た。サイクルロードレースはがっつりと見入る、というよりは環境音として実況を聞きつつたまに見る、実況の「あーっ!(落車)」という声で振り返る、というようなスタイル。だから「そんなんだったらJ SPORTSYouTubeにアップロードされるハイライトでいいじゃん」とささやく声も自分の中にある。それもごもっともなんだけど、毎年楽しみにしているスポーツで、この時期に溜まった毒素を放出するために有効なコンテンツのひとつ。それは夜ふかしの時間自体に言えることで、この時間が充実するほど翌日の状態もよくなる。

*1:それでも「おいしい」と感じるし。

*2:月額料金が日割りではなく毎月1日精算で、月末に登録すると1ヶ月分請求されてしまうので見送っていた。

興味の連鎖 (2024W25)

 積ん読どころか図書館単位。

2024W25 (2024-06-17 / 2024-06-23)

 文學界とか文藝などの文芸雑誌を図書館で借りて、気になった箇所だけ読んだり、流れで他の部分も目を通してみたりすることが増えている。そういった雑誌を読む中で、記事の形態のことまで気になってきた。創作、対談・鼎談、インタビュー、エッセイ(リレーエッセイ)、書評、とかいろいろある。中でも「対談・鼎談」と「インタビュー」は話し言葉から書き起こされているもので、私は今ここに惹かれているような気がする。普段文章を書く人たちがPCや原稿用紙に向き合うのではなく、テーマや他者との間の空気に影響されて喋る言葉に、なにか特別なものを感じている。
 そういったものをよく読むようになって、その人自身へ興味を持つようになった。そして「その人への興味」が、「その人の書いた本」にも「その人が興味を持っていること」にも連鎖していく。こうやって興味は繋がっていくし、連結される「次のこと」に終わりがなさそう。

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2024-183 三人称視点

 2024年7月1日、月曜日。雨、曇り。雑節で半夏生土星が留。

 学校で自転車の講習があるというので、最近義母に購入してもらった自転車と一緒に登校していった。この日の同伴は妻。一旦戻ってきて、講習のお手伝いもするとまた学校へ行った。

 先週、文學界2023年11月号の対談『高瀬隼子×市川沙央「小説家になるために必要なもの/差し出したもの」』を読んで、市川さんの人となりへの興味を強くし、同時に高瀬さんへも同じくした。その流れで『おいしいごはんが食べられますように』を読み始めた。芥川賞繋がり。二谷と押尾の視点から語られているんだけど、二谷は三人称、押尾は一人称で進む。パートが分かれているものの、ちょっとした違和感になっているんだけど、これは後半に活きてくるのかな?
 ところで、三人称視点の文章を読むのは……もしかすると久しぶりかもしれない(憶えてないだけかもしれない)村上春樹アフターダーク*1*2を思い出すけど、あれは語り手にも人格があって監視カメラ視点とか言ってたな。エッセイや日記は基本的に一人称だろうけど、三人称でも書けるのかな?

 帰りがちょっと遅くなったので息子は眠ってしまっていたけど、満点のテストを見る。自転車の講習も満点合格だったようだ。
 いくつかの家事をこなして坂道シリーズの番組を立て続けに見る。乃木坂工事中は駆け引きバトル。「手に乗せるのが嫌なのはどっち」の少数派駆け引きで、サソリと久しぶりのアフリカウシガエルが登場。全員がアフリカウシガエルを選択するという珍事で、みんなで乗せることに。泣いちゃってるメンバーもいる中、意外と大丈夫でチラチラとカエルを見る遠藤さくらがかわいかった。
 続けてしくじり先生の『日向坂46がラジオスターになるには?を考える』前半回。松田好花、佐々木美玲、河田陽菜、山下葉留花のレギュラーラジオを持っているメンバーが登場。今週は松田好花メインで、アルピーのラジオにゲストとして乱入する形と、自分のラジオにノブコブ吉村が乱入する形をシミュレーション。特に後者はやっている中で共鳴していったようで、終わったあとに吉村から握手を求めていたのが印象に残った。来週は残りのメンバー、特に山下は言語感覚がちょっとズレているので毎回ラジオが楽しく、期待している。

 2時頃就寝。

*1:アフターダーク - Wikipedia

*2:村上春樹を熱心に読んでいたころの最新作だった。

おいしいごはん (2024W24)

 一番好きな食べ物はなに?

2024W24 (2024-06-10 / 2024-06-16)

 と、聞かれることがたまにあるだろうけど、そういうとき、私は少し困る。「好きな食べ物」はいくつかあって、その中から「一番」を選ぶには、その日の体調や、その日それまでに目にしたものに影響されて順位が変わるかもしれない。なので、テンプレートのように「さば味噌」と答えている。甘塩っぱい味噌と脂ののったサバはごはんとの相性がよく、好きな食べ物であることに偽りはない。初めて生姜が乗っかっているさば味噌を食べたときに走った衝撃は今も忘れられない。骨なしだとさらに最高。ごはんが進む。
 他にも、さば味噌と同じ程度に好きな食べ物もたくさんある。和からしをつけたとんかつ、カツ丼*1、カレー(日本のカレーもスパイスカレーも)、お刺身の盛り合わせ……挙げていくとそこそこの数がある。そこではたと気づく。ごはんが一番好き。

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