幽霊を見た、心霊現象に遭遇した、など、そういった経験は全くないので、霊感があるとは自分でも思っていないんだけど、「なんだったんだろう」ということはひとつだけあるので、文章にしてみようと思う。(あ、そういえば、亡くなった祖父が夢に出てきたことはあったなぁ)
高校当時
高校生の頃、テレホーダイでチャットに明け暮れ、寝不足に陥っていた。中学生の頃は夜ふかししても翌日に持ち越すことはなかったように記憶しているけど、さすがに蓄積された睡眠不足には抗えず、高校生になってからは授業中に居眠りをすることもあった。
その疲れからだろうか。眠りについてから不意に目が覚めると体が全く動かず、金縛りにかかっていたことが一度あった。そのときは「自分の上に誰か乗っていた」とかそういったことはなかったけど、それ以降も明け方目を覚ますことがたまにあった。
ある日の明け方、不意に目を覚ますと同時にインターホンが鳴ったことがあった。インターホンで目を覚ましたのか、目を覚ましてから鳴ったのか、順番はわからない。ただ漠然と「ほぼ同時」に事が起こったと思う。
こんな時間に?という疑問と同時に、田舎なので夜も施錠していないことを思い出し、「それ」が侵入してこないことを祈った。金縛りでもないのに体が動かせなかったことを覚えている。暫くすると「それ」は、砂利を踏み鳴らして去って行った。
前述の通り心霊現象はそれまで体験したことがなかったし、「なんだったんだろう」と、ただただ首をかしげるだけでいつの間にか忘れてしまっていた。
社会人独身時代
社会人になって暫くして仕事のストレスから睡眠が上手く取れなくなっていた頃、高校時代の経験と同じように、明け方不意に目が覚めると同時にインターホンがなった。
このときは体も動いたし、施錠もしていたので、上体を起こしてその後の様子を見ることはしたけど、ドアスコープを覗いたり外の様子を見るまではしていない。結局は何の動きもなく、再び眠りについた。
なんだったんだろう
このことを切っ掛けに高校生時代の出来事を思い出し、それ以来「時間を経てほぼ同じことを2度経験した」ということをずっと不思議に思っている。
ただ、「実は鳴ってない」という気のせいもありうるし、徘徊とか間違いによって実際に起こる可能性もある以上、心霊体験とも言い切れず、「なんだったんだろう」という話でした。
まんじゅううまい。