はせる

は・せる、馳せる

東京 (2024W12)

 上京して20年目に入った週。

2024W12 (2024-03-18 / 2024-03-24)

 私は生まれた育った街を19歳になる年に離れたので、すでに東京で過ごす時間が人生で一番長くなっている。そのことが私にもたらしたことはなんなのか。それは、「東京」という地の利を得て、私の文化資本の度合いが時間をかけて移動したのでは、という可能性を悶々と考えている。これは、年始の辺りにまとめた「今年の課題図書を決めた」でも推測しているんだけど、ただの驕りの可能性もあって、その見極めも必要と感じている。

 東京20年目。まだまだやれるはず。

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2024-087 すっきり就寝

 2024年3月27日、水曜日。晴れ。

 「こっち側の集い」の最終回を噛み締めている。前と後に若林さんと水卜アナの雑談と、真ん中は総集編的に印象的だった会話を放送する、なんかとってもドライな感じの最終回だった。若林さんの「あとはそれぞれで頑張ってください」という言葉が、すごく「こっち側」っぽくて書き留めた。

 以前「山崎怜奈が(趣味興味の)いろいろな方面へのハブになっている気がする」ということを注釈で書いた。『ダレハナ』では様々なゲストを招いてトークして、『言って聞かせて』でパートナーのは作家・今村翔吾とトークしたり作家や編集などゲストを招いて書籍関連のトークをしたり、『ザキオカ×スクランブル』ではCBC永岡アナと軽妙な雑談をする。番組の色がさまざまあることで本人のいろいろな面が出ていて、推していて楽しい。ラジオで複数レギュラー番組を持っている人って割と珍しいのかもな、とか考えている。
 仕事中含めいろいろなラジオやポッドキャストを聞く*1中で、彼女に次いでよく声を聞いているのは宮田愛萌であることを書いておきたい。TBSポッドキャストの『ぶくぶくラジオ』は渡辺祐真と本にまつわる話をし、『学問のNUMA』*2では國學院大學の先生を招いてお話を聞く、と文系のコンテンツに強いので、私の興味のベクトルにも合っている。日向坂46時代から気になる存在ではあったんだけど、特に祐真さんとの会話を聴いていると「よう頭回るわー」と思う。

 あちこちオードリー「諦めたこと発表会」で、くっきー!、高橋真麻岡野陽一。くっきー!さんはボケるトーンと真面目に答えるトーンがほとんど変わらないので、話の途中からボケとわかってどっと笑いが込み上げるというのを何度もやった。笑えて、すっきり就寝。

*1:聞き流すタイミングも多々なので「聴く」という漢字はここで使えないと判断。

*2:シーズン1で一旦ひと区切りとのこと

2024-082 清浄

 2024年3月22日、金曜日。晴れ。

 「完全に清浄な社会」というのがあるとして、それはそれで怖いんだろうな、ということを考えている。「決められたルール(法律、条例など)を遵守し、マナー(おもいやりなど)を完璧に身につけた社会」と聞くとユートピアのように思えるかもしれないけれど、それがディストピアになっていく条件ってなにかって考えると、ルール・マナーが悪人によって破られることではなくて、ルール・マナーがしっかりと守られているかを善人によって四六時中監視されることなのでは、というところに行き着いた。

 いやまあ、そもそも「完全に清浄な社会」という想像が難しいんだ。「清浄」とは誰にとっての?という議論もしなきゃならない。なので「というのがあるとして」と添えるしかない。本当にそれが実現されるなら誰もルールを破ったりしないこともよぎるけれども、人間には我欲があったり「働きアリの法則」があったりすることを考えてみると、それもないんだろうなぁ、なんて思う。

 「合理的配慮」という言葉から色々と考える日だった。

桜はもうそこ (2024W11)

 そしてストレスの季節。

2024W11 (2024-03-11 / 2024-03-17)

 週末、久しぶりに上野公園方面へ向かった。寛永寺の早咲きの桜はもう既に落ちて葉桜に変わっている。蕾を見てみるとぷっくりと膨らんでいて、来週末ぐらいから花見が始まりそうだ。と思っていると、上野公園ではその枝を見ながら、家族連れや仲間内でレジャーシートを拡げてピクニックをしている。

 桜の花を探しながら散歩するのは好きだけど、花見の有名どころでは時々度を超した酔っ払いも目に入るのでストレスが溜まる。目の前で枝を折ったりしようものなら走って行って跳び蹴りを喰らわす勢いである(そういう感情であるという話)。ただ、私は正義を振りかざすにもハードルが設定されているので、「公園や施設のルールが守られていない」という状況であれば、「管理者に怒られて出禁になれや」と呪うに抑えることになる。

 とても面倒くさい性格だと思うけど、もう慣れた。人が多いところには必要以上に近寄らないに越したことがない。

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2024-075 埃を払う

 2024年3月15日、金曜日。晴れ。

 朝、カメラのレンズがもうバラバラになりそうな雰囲気があったので、5D2を連れて行くのを諦めた。さすがにレンズを修理に出そう、と週末にサービスセンターに行くことを検討。
 一眼レフを何ヶ月携帯しなかったのか……調べたら5ヶ月ぐらいだった。持っているときと持っていないときで、結構明確に意識が変わる。光の入り方や影、街の移ろい、みたいなことを考えながら歩くことで普段よりも受け取る情報量が増える。

 サブスク等サービスの整理を考えておく。
 「Evernote」は解約の予定。年契約で払っていたので、その終了と同時に解約(念のため月払いに変更済み)。今後は「Notion」で。
 「Flickr」はうっかり更新してしまったので来年1月まで期間があるんだけど、写真をアップロードするサービスに目新しいものがなく、あまり比較もできていない*1FlickrFlickrでアップロードすればFavをもらえるしで、まあ続けてもいいのかなという気持ちになっている。
 「ATOK」は比較的少額なんだけど、「Google 日本語入力」に移行してもいいんじゃないかと検討している。ただ、かゆいところに手が届く、つまりストレスフリーなATOKだし、そもそもGoogleの方はアプリケーションがあまり更新されていなくて不安なので、すぐにどうこうはしない。
 「Google Todo」は結構よくなってきたけど、リストを跨いで期日でソートしながら俯瞰して見られなかったり(カレンダーに表示されるので、スケジュールビューを使うとそれっぽく見られる)、タスクに概要は入力できるけどコメントは付けられないなど、まだ「Todoist」の良いと感じる部分を超えていない。

 昨日のジャマラジを聞く。山崎怜奈ゲスト回。駆け込み寺のように利用されているジャマラジ。相談とも愚痴とも言えないような、机の上に少し溜まった埃を払うような雑談。ジャマラジはあと2回。

*1:対抗馬は「500px」で間違いないんだけど、アップロードされている写真の傾向がファインフォトすぎて近づきがたい。反面、「Flickr」は肩の力を抜いてアップロードできる。同じようなことをなにかの機会に書いたな……

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