私利私欲、滅私奉公、利己と利他。
アニメ『チェンソーマン』を見始めた。マンガは読んでいなかったけど、たぶんこれを機に読み始めるんじゃないかと思う。そのぐらいに面白かった。
切っ掛けは先週(W44)あたりから今週(W45)にかけてのTBSラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』と『ハライチのターン!』のそれぞれで、岩井さんが伊集院光さんにアニメ『チェンソーマン』をオススメしたことが語られていたこと(それぞれのトークややりとりの部分については省略)。人に勧めるチョイスとして、岩井さんが『チェンソーマン』を選択するのはかなり意外だったんだけど、まさにその私が意外に思った理由も言語化されていたり、オススメする理由についてもラジオで触れていて、「ああ、なるほどなー」と思った。ということで、例によってみやーんZZさんの書き起こしから、その中心的な部分を引用する。
ルフィも悟空も、少年漫画の模範的な正義すぎて、気持ちがわかんないんだよね。まあ、なんか憧れはするけど。「かっこいいな」とは思うけど、気持ちはちょっと、わかんないんだよね。人の心ってもっと醜いんじゃないかって思っちゃっているから。でも『チェンソーマン』の主人公デンジは、「俺がデンジだったらそうするんだろうな」っていう行動をしてくれるから。
ハライチ岩井 伊集院光と『さかなのこ』『チェンソーマン』の話をした話(miyearnZZ Labo)
で、岩井さんが納得がいく行動をする、自分に近いとも言っていたデンジとはどんなやつだ?と思って見始めた。
ラジオでふと言葉にしていた「少年漫画の模範的な正義」について考えている。ルフィも悟空も私利私欲がゼロというわけではないだろうけど*1、そもそも彼等は特殊すぎるんだけど、でも、多数が正義と考える模範的なものと、個人の私利私欲が、大部分……というか、ほとんど重なっている、融合しているということはあるのかもな。と想像する。そんな状態はかなり少数だと思うんで、「気持ちがわかんない」というのはその通りだなぁ、と。滅私奉公ではなく、利己が利他に繋がっているような感じ(……あってる?)。
今週はこの辺でメモリ解放。
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