東横線、今はもうない旧渋谷駅。たぶんモノグラムへ現像しに行くときに偶然出くわした、ひとりで歩く凜々しい男の子の背中。
2010年11月14日、レンズはSonnar C150mm F4、F4の1/250ぐらい?メモしてない。距離は目測。といっても、このレンズはピントの山が結構はっきりわかるので当たりがつきやすい。重いけどね。
遠い昔、僕も「男の子」だったわけだけど、生まれた町が田舎だったんで外に出て遊ぶことがほとんどだった。それでも小学生や中学生ぐらいになると、ファミコンとかメガドライブとか、高校生ではパソコンとか、どんどんインドアに寄っていった。インドアな趣味でも、フィールドワークと組み合わされたものであればよかったのに。と思っても後の祭り。
「かわいい子には旅をさせよ」なんてことわざがあるけど、今は本当にそんなことを思っている。
話は変わって。
我々夫婦の間に息子が生まれ、もう半年。妊娠がわかった当初は「一姫二太郎で最初は女の子がいいなぁ」なんて、思っていたこともなかったかのように男の子でよかったと思っている。自分に似て、という感覚は全くないんだけど、それでも他の人の子どもより飛び抜けてかわいいと思う。
いつか一緒に冒険するのを心待ちにしている。
息子のおかげかシャッターを切る回数も増えてきた。フィルムも未現像のロールが何本かある。良い方向へ向かっている。と思う。