はせる

は・せる、馳せる

2024-284 労働

 2024年10月10日、木曜日。曇り。

 収入源をもう一個増やしておかないと厳しいかもな、ということはずっと考えてきたけど、それがだんだん「かもな」ではなくなってきた。当然自分たちの「消費」の分もあるけど、息子に必要な費用もどんどん嵩んでいく。予想できていたはずなんだけどな。「余分に働かなくてもなんとかなるなら」「増やすなら不労所得がいいな」みたいな楽観的な考え・甘えがあって踏み出さなかったことはまず悔いて、じゃあ今なにをするかというフェーズに入らねばならない。即収入に繋がるのは、手を動かす・体を動かす、という労働しかない。

 仕事。午後、久しぶりに対面での打合せで、単独で虎の門へ向かう。時間を見誤って30分ぐらい早く着いた。新型コロナ禍前に盛んに対面の打合せをしていたころよりも駅の工事が進んでいて、出口番号を憶えておらず調べもせずに進んだら、いつもと違う出口に出てしまった。方向は合っていたので大きなタイムロスではなかったけど、時間の余裕は気持ちの余裕にもなる。打合せは特に問題なく、15分ぐらいで終わってしまい、担当者さんと少し雑談するなど。もう数年続いている案件。

 ノーベル文学賞、今年はハン・ガンさん。「アジア出身の女性として初めて」という触れ込みを見る。文芸誌を読んでいるとよく紹介されている人なので「おお!」と思った。著作は読んだことないよな……と振り返ってみると、『あなたのことが知りたくて : 小説集 韓国・フェミニズム・日本』というアンソロジーで『京都、ファサード』(訳:斎藤真理子)という短編を読んでいた。「済州島四・三事件」をモチーフにした『別れを告げない』が気になっていたところ。

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 昨期は『虎に翼』しか見ていなくて、今期の朝ドラ『おむすび』は、みりちゃむ(とそれにコメントする錦鯉・渡辺さん)にしか興味が湧いていないので、今のところ見ていない。朝ドラの時間分余裕があるので、今期なにか見ようかな、と見渡して、『ダンダダン』『全領域異常解決室』『嘘解きレトリック』を見た。『らんま1/2』も気になっているけど、配信はNetflix限定なんだよね。
 『ダンダダン』はとてもよかった。原作を読んでるけど最初のあたりは忘れていて、「あー、オカルン最初はこんなだったか」と思ったり、桃の声が好き、というかキャスト陣が好み。『全領域異常解決室』はどんな怪異を扱うかというところに大きな興味があって、ストーリーがどうかという評価は今する段階ではない。ただ、「ヒルコ」というキーワードに諸星大二郎の『妖怪ハンター』シリーズを連想していて、そこからの引用を期待してしまう。『嘘解きレトリック』は……どうだろう。松本穂香は好き。でも最後まで見るかは2話、3話次第かな。他にも「嘘がわかる」という設定のドラマを見た記憶があり、辿ってみると『准教授・高槻彰良の推察』であった。これも能力者と探偵役が分かれているタイプ。

 サガフロリュート編だけで仲間になるキャラクターの育成。もうラスボスに挑むには十分そうなので、仕上げにかかる。

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