お米が食べたい。
私自身が青森県出身ということもあり、東京在住の今でも、スーパーでお米を選ぶときは東北産があればそれを選んでしまう(そうでなければ新潟産か茨城産)。銘柄に強いこだわりはないけど、青森県の奨励品種「青天の霹靂」は、話題になったときに実家から送られてきて食べた記憶がある。自宅では基本的に国産しか食べたことがないけど、やっぱりご飯は美味しい。
中学生ぐらいの頃、父親と焼き肉屋さんに行ったときに、「お肉は焼き肉のたれを付けて、一回ご飯の上を経由して(バウンドさせて)から食べる。ご飯はあまり食べずに、お肉をたくさん食べる。そして最後に、たれの付いたご飯を食べる」という思想を押しつけてきて、頻りにそうさせようとしていた。
わかる。わかるよ。ご飯を食べるとお肉はたくさん食べられないし、たれの付いたご飯もそりゃあうまい。しかし、私にとってお肉はやはりご飯のおかずであった。このときは私も頑なな態度を崩さず、ご飯とお肉のマリアージュ(咀嚼)により、口の中に生み出されるうまみが一番好きなのだ。と、こんこんと説いた。
社会人になってから、これは酒飲みの思想に近いことに気がついた。飲みの席で、最初にご飯を注文すると「え?ご飯はまだ早いでしょ」という雰囲気を醸し出され、今ではさすがに空気を読むようになった。いやしかし、酒のつまみは最高のご飯のお供だろう。ハムカツ、いかの塩辛、たこわさ、しめさば、なめろう、酒盗なんてご飯まで盗んでいく。こうやって名前を挙げただけで、口の中に涎が湧いてくる。これらと一緒にご飯を口の中に入れ、うまみを味わいたい。
やっぱり、お米が食べたい。
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