はせる

は・せる、馳せる

美しい夕立だった

 午後、夕立に遭った。
 雨が降るだろう事はわかっていた。むしろ降るタイミングに合わせて出たようなものなのだ。だから、折りたたみ傘もバッチリ持って、ついでにカメラも持ち出した。

 やよい軒でやや遅めの昼食にカツ丼を食べ、今日はメルマガの配信日だったのでそれ(バイデン氏とトランプ氏について)を読みながら過ごしていた。入口近くの席に座ったので、外の状況はよくわかる。時間はちょうど小学生の下校時間。突然雨は降り出した。雨はその粒が線になって見えるほどで、まあまあの大雨だ。雨があまり当たらないところを探して楽しそうに帰る小学生、手持ちのものを傘代わりに駆けていく女性、濡れる覚悟を決めた男性。

 少し水を飲んで席を立ち、忘れ物がないか確認する。出口に向かい、傘を取り出し、颯爽と開く。折りたたみ傘なので足元は濡れてしまうけど、この季節はそれも心地よい。写真は満足いくほど撮れなかったけど、少し遠回りをして仕事へ戻った。

お昼ご飯を食べたあと

 昼休みの過ごし方について。仕事の日の昼食はカフェのサンドとブレンドコーヒー(夏はアイスカフェオレ)でパパッと済ませたり、コンビニやスーパーでおにぎりと飲み物を買って公園で食べたりすることが多い。もちろん、体力が落ちている気がするときや気分を高めたいときなんかには、その気持ちに従って肉を食う(カツ丼が多い)けど、多くても週に1回程度。成人男性のエネルギー摂取量としては足りていないような気はもちろんしているけど、これにはちゃんと理由がある。一人のときは食事を早く済ませて、本を読んだり、写真を撮ったり、動画を見たり、散歩をしたり、物思いに耽ったり、人間観察したり、そういったことに時間を割きたいのだ。なにを食べるかということよりも、昼休みの時間をどう過ごすかということを考えて行動している。つまり、食べるだけでなく、食べた後にどう過ごせるか、ということで、夏場・冬場は外で長い時間過ごせないのでお店に居座りたいが、回転率を重視した業態では長居できないのでダメなのだ。結婚して子どもが生まれてからはとても貴重になった一人の時間。できるだけ確保して、有効に使いたいのである。

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