はせる

は・せる、馳せる

写真について語るときに僕の語ること (1)

 写真について想うまま書いていきます。長くなったので適当に3分割。

outtake


写真が楽しくない!

 と、ここ最近思っていました。写真を撮ってもイマイチ、ピンとこない感覚がずっと続いていました。
 ようやくここ2年ぐらい続いた写真への迷いというか恐れというか、そんなもやもやしたものを払拭できそうなので、俺の写真に対する想いも併せて文章で残しておきたいと思います。要は自分語りです。
 ...自覚しているけど、俺には評論グセみたいなものがあって、読んでくれた人に不快感を与えることもあると思うんです。世の中にはいろんな意見の人がいると思って読んで欲しいんですが、なにかあればコメントしていただきたい。

そもそもなんで撮らなくなったんだろう?

 Flickrを振り返ってみると3.11の震災後に写真をアップロードする枚数が減っていた。それでも写真は撮っていて、その夏に母校の小学校を訪ねて写真を撮ったりもしている。その後は2010年に撮り溜めた実家の写真をアップロードしているけど、この辺りには月に1回撮りに出かければ良い方という感じになっていたはずだ。フィルムスキャンも億劫になっていたしね。
 仕事面では休日出勤は当たり前な状態だった。そしてお盆明けぐらいから転職の準備が着々と始まって、その年末に退職する流れになる。休日出勤する日もカメラを持ち歩いていたので撮ろうと思えば撮れたわけで。転職した後は日々が穏やかになって時間も出来たけど、それでも写真を撮ることは少なかったと思う。

 記憶を辿り考えていると、写真雑誌(特に女の子向け)の乱立に辟易していたり、それと近い時期にE-PL2を使ってみて感じた違和感だったり、そういったところからモヤモヤが始まったんじゃないかと思い至った。
 写真雑誌が増えたあたりって、確かデジタル一眼レフの第何次ブームかなにかでもてはやされたころだったような気がする(思い違いかもしれない)。俺の特性として流行ったら離れるという天の邪鬼気質があるので、これも例によってなんじゃないかと思う。E-PL2については(3)で書く。
 あと、このモヤモヤした時期と重なるようにして、この頃の俺はほぼ毎日お酒を飲んで、イベント部を立ち上げて...写真以外の楽しいことに打ち込んでいた。
 物事の流れをまとめると、つまりこうだ。

  1. デジタル一眼レフ流行る → 写真雑誌がたくさん出る
  2. 天の邪鬼気質発動 → モヤモヤ開始
  3. 身の回りに写真以外の楽しいこといっぱい、幸せ!ヽ(*゚∀゚*)ノ
  4. 写真から徐々に離れる

 こうやってまとめてみると、写真自体が楽しくなくなった、のではなかった。周りの変化と俺自身の変化によって写真との距離が離れて、上手く向き合うことが云々かんぬん。そんなとこだろう。
 今、書店で見かける写真雑誌も昔から続くもの以外はあまり見なくなったように思う。淘汰されたのかな?とも思うけど。そして俺自身もほとんど飲みに行かなくなって、イベント部企画も頻度が緩やかになった(辞めたわけではない)。写真という趣味を振り返るタイミングなんだろうね、きっと。
 Flickrを辿ってみて思ったけど、写真がアップロードされずにぽっかり空いた期間はすごく寂しい。去年は日記も億劫になって書いてなかったし、この空白期間は埋まらないんだなと思うと、すごく後悔している。

 (2)に続きます。

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