一輪の造花から始まる。
きょろきょろしながら歩いてると、たくさんのものが視界を横切っていく。誰が置いたのかわからない、一輪の造花。
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via <cite><a href="http://www.flickr.com/photos/rhythm_and_days/3109818439/" title="一輪挿し | Flickr - Photo Sharing!" target="_blank">一輪挿し | Flickr - Photo Sharing!</a></cite>
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写真を日常的に撮るようになってあたりをきょろきょろ見回すことが多くなった。写真を撮っていないときの自分では気づかなかったんじゃないかと思うようなことに気づくようになった。視線が変わった。そこに普段のエロ目線も残った。そんな感じ。
息をするように、というような感じでは写真を撮っていない。俺にとって写真を撮るということはそんなにすっと受け流せるものではなくて、ちゃんと向かい合って撮るものなので……といいつつノーファインダーでCandidは撮るんだよなぁ。説得力が無い。この話は一旦止めよう。
今ザッと、今月「日々の写真」カテゴリに使える写真をおさらいしていたら、俺にとって12月はなにかの切っ掛けやスタートになっていることが多い、ということに気づいた。デジタル一眼レフを手に入れたのが12月、ハッセルブラッドを手に入れたのも12月、プロポーズしたのも12月、その他諸々の事柄が12月には記憶されていて、写真を改めてみるとそういった記憶が鮮明に呼び起こされる。
写真は記録であり記憶だ。撮影者が過去に自分が撮った写真を見て何か思い起こすことがなければ、今すぐ写真を止めてもっと周りを観察したほうが良い。