自分との対話。のような写真。
自分と向き合う時間があるだろうか?
自分にとっては写真を撮っている時間がそうであり、またそれ以外にもぼーっと物思いに耽る時間もまたそういう時間である(ぼーっとする時間がない人は多いのではないかね?)。意識的にそういう時間を取っているわけではなく、一人っ子故に身についた無意識のものとでもいうか、なんとなしな行動である。
案外大事なのかもしれないね。
さてこの写真、ミラーセルフという類いのものになるのだが、数年前から暫く続けている。続けているというか、鏡みたいなものがあれば時々衝動に駆られて撮る、というようなもんで、写真を撮る人ならばやったことはあるだろう。あれはナルシシストであることを公言しているも同然だ!...すまん、ちょっと言い過ぎた。まあしかし、自分のことが大好きであることには変わりないだろうよ、65回も続けてりゃあね。
と、卑下するのはそろそろやめて。
鏡を使ったセルフ撮影は鏡の配置や形によって構図が限られてくる。この写真では「鏡状のもの」に写しているので街中に溶け込んでいるような感じになった。結構楽しい。あと他にバリエーションを付けるとすれば、自分の服装や視線、カメラの持ち方・配置とかそういったところということになる。
その他、三脚を使ったセルフなども含めた「about me | em tuoba」というセットを見ていただけば、その構図の苦悩を見てもらえるのではないかと思う。
about me | em tuoba - a set on Flickr
...長く続けている割には「ミラーセルフ」自体については語ることがないものだな...