2026年7月2日、木曜日。雨、曇り。
文月に入っているね。
私がお昼に出るころには、もう雨は止んでいた。スタバへ。スタバの店員さんはいつも愛想がよく、ホスピタリティに溢れている。『能十番:新しい能の読み方』をざっと読み返しながら気に入ったポイントをメモに書き出し。Geminiに文字起こしをお願いしていた時期もあったけど、血肉としたい読書*1*2である場合は、やっぱり写経スタイルの方がよい気がする。ボールペンの黒インクが切れた。ストックは家にある*3。青芯で書く。
能十番は『邯鄲』*4に差し掛かり、メモを取っている。仏教にも帰依せずただ漠然と暮らしていた男が、偉いお坊さんに会ってどう生きるべきか尋ねようと旅をしているところ、邯鄲という町で宿を取り、女主人に勧められて、粟のごはんが炊ける間に「邯鄲の枕」で一眠りする。「邯鄲の枕」は仙術使いから譲り受けたもので、枕にして眠ることで夢を見て「来し方行く末の悟り」を得られるという。男は夢の中で帝になって50年の栄耀栄華を尽くしたが、目覚めてみればごはんが炊けるぐらいの時間しか経っていなかった。「何事も一炊(一睡)の夢」であると悟り、帰途につく……という話。目標を持ったり行動を改めたりするような、自己啓発的な話ではない。この男はまた漠然とした暮らしに戻っていくだけだ。
退勤。歩こうか、本屋に寄ろうか、夕食どうしようか……と迷っているうちに鶯谷に到着。買い出しして帰宅。PTAの作業がある、と聞いていたが「金曜夜にやろう」と宣言される。個人的には早めにこなしておきたいのだが。
*1:『血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか』という本のタイトルに引っ張られている。
*2:能十番にも関わっている安田登さんの章が気になっている。