はせる

は・せる、馳せる

2026-089 花こそ主なりけれ

 2026年3月30日、月曜日。曇り。

 長い文章を書きたいなという欲が出てきた。……という欲が湧くのと連動して、普段の日記としての文章を書く意欲が減っているような気がする。「打ち込む文章をすべて長い文章の方に役立てたい」みたいな。それで、それを改めようという文章をいま書いている。結論から言うと、書きたいことも草稿として普段の日記に書いてしまえ、という方法でやっていくことにした。最終的に形にならなくても、そのときはこの思索の跡が残るだけ。それでいい。

 長い文章を書く準備として、対話型生成AIを活用していた。OCRはすごく便利なんだけど、思惟を深める対話には限界があるな、と感じ始めた。「間違えることがあります」と書かれているとおり、返答の内容に間違いがあったり、最新情報ではなかったりするし、主としたいトピックスを取り違えたりする。根気よくプロンプトの方で対応していくのが使い方としては正しいんだろうけど、そこに囚われていくと今度は気が散っていく。適度に活用しましょう。

 長い文章で書きたいことは今年の「行動指針」*1に書いた「思想や信仰、社会階級などを絡めて総合的に思案」したもので、それを通して自分と社会との接続部分について考えたい。

 以下、順不同でここ最近のメモ、記憶から、週報にも書かなそうだし箇条書きしてブログに置いておくべきと判断したものを並べていく。

  • 課題図書を1冊追加した。で、それを今読んでいる。
  • 神田駅での乗り換えで、前を歩いている女性が持っていたトートバッグに目を奪われた。カール・ラガーフェルドをデフォルメしたイラストがプリントされている。かわいい。
  • いとうせいこうとか、山田五郎とか、その辺りの知識を継承する人がそろそろ現れないといけないのでは、と思っている。
  • 文学フリマ東京42のWebカタログがオープン。たぶん行くので吟味する。

 退勤、四ツ谷から飯田橋駅まで外濠沿いを歩く。桜がライトアップされていて、写真を撮る人たちはそれほど多くないけど賑やかではある。ライトアップ、綺麗ではあるんだけど、奥から手前に向けてライトが置いてあることが多くて写真を撮りづらい。これだと遠景が一番撮りやすい気がする。今日はそれほど写欲が湧かず。
 このコースは高低差も街並みも変化が少ない。御茶ノ水駅から上野・自宅までを歩くコースに最近惹かれているのは、単に長距離歩けるようになってきたからだけではなく、景色の変化に富んでいるということも理由のひとつなんだと気づいた。移動だけではなく漂流する感覚。
 飯田橋駅からJR、上野駅で下車して徒歩で鶯谷駅方面へ。買い出しして帰宅。本日は12,000歩弱。

 『能十番』の『忠度』を読んで、忠度の和歌に対する深い愛情や、念願叶って自身の歌が千載集に掲載されたが、朝敵であるため「詠み人知らず」とされていることへの嘆きと執心について、なんだかたくさんすくい上げる感情があり、簡単に言えば喰らってしまっている。

 桜の季節はもう終わりが近い。

© 2012-2026 Daisuke YAMAMOTO