さすけ(ロングコート・チワワ、15歳10ヶ月)を看取った。1月31日、土曜日、9時30分頃。
3月で16歳になる目前だったことを考えれば、平均寿命より少しだけ長く生きてくれたことになる。亡くなる1ヶ月半ぐらい前から痙攣を起こしたり、歩こうとしても転ぶようになったけれど、それまでは高齢のチワワによくある心臓病以外の症状が出ることはなく、病院にお世話になることはほとんどなかった。そういえば、病院の診察台の上に乗せると、怖がって隅で震えていたことを思い出した。
元々は妻が飼っていたチワワだ。結婚して一緒に暮らすようになって、もう少しで13年だった。もう一匹いた先輩チワワ・こたろうが亡くなり*1、同じ年に義母が飼っていたチワワも亡くなり、その後10年間はさすけだけがみんなの愛情を受け止めてくれていた。おもちゃで遊ぶことはほとんどせず、ドッグランへ連れて行くと、自分より大きな犬に物怖じすることはなかったけど、単独で行動していることが多かった。どちらかというと他の犬よりも人が好きだった記憶がある。おやつを食べることは好きだったけど、知らない食べ物への警戒心が強く、気に入ったものだけをよく食べる子だった。
動物病院の先生によれば、認知症や脳梗塞の後遺症のような症状も出ていたようだった。最後の1週間はほとんど歩くこともなく、食も徐々に細くなり、食べなくなった。そして土曜日の朝、みんなに見守られながら息を引き取った。1週間前であれば妻と息子は泊まりがけの外出でいなかったし、平日の日中であれば私がいなかっただろう。心臓が止まるその瞬間にみんなで立ち会えたこと、悲しいし寂しいけど、幸せだった。ありがとうね。

火葬中や火葬から帰った後にも、妻とふたりで「さすけのかわいい写真」の見せ合いをしながら、義母が「その写真ちょうだい」となるやりとりをしばらくしていた。みんな大好きだったよ。もう触れられないことが、寂しくてしかたないよ。
ペットロス。自身でさすけをパートナーに選んでこれまで一緒に生活してきた妻と、依存度が高かった義母、ふたりの喪失感が強いようだ。息子も「お母さん、ずっと泣いていたね」と私に言ってくるほど心配していて、その喪失感の強さは計り知れない。私は、たぶん息子も、そんなふたりを見て、冷静になった部分はあるように思う。
それでも、飲み水を替えなくてもいいんだ、トイレシーツ替えなくてもいいんだ、ごはん用意しなくてもいいんだ、という生活の端々で存在の喪失を感じては目が潤む。
生活は続いていく。でも、犬がいない。
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