はせる

は・せる、馳せる

2025-120 マットな質感

 2025年4月30日、水曜日。晴れ。

 文学フリマ行くの行かないの問題に向き合わねば。と思ってウェブカタログを参照する。カテゴリの「エッセイ・随筆・体験記」からカジュアルに「気になる」していくと全部で40件弱。はてなブログやnoteで参加を告知している方から捕捉したりしつつ、増やしたり絞り込んだりしていく。文フリに「行かない・行けない」という判断になったとしても、自分の文章などを「本にしたい」という気持ちを持っている人の存在を知っておく、というだけで価値がある。購読したいと思えるブログと新しく出会う機会として。私の「文章を書くこと」のモチベーションとして。

 上野駅で下車、おにぎりで夕食を済ませて、ポッドキャストを収録しながら帰宅。郵便受けに安藤瑠美さんの作品集『TOKYO NUDE 100』が届いている。マットな質感の表紙がヌルッとした手触りで、レタッチでヌルッとした表象になった東京の街々を表しているよう。九段理江さんとの対談部分をサラッと読んで、あとで時間作ってゆっくり読もう、と閉じる。

 4月が終わる。チャンネルをザッピングしていると、Eテレで『フェイクとリアル 川口 クルド人 真相』の再放送に出くわして、見入ってしまった。内容から、U-NEXTの『Qアノンの正体 / Q: INTO THE STORM』を思い出す。狭い情報から「自分が見たい事実らしいもの」を見出して、それを信じ込んでいく。信じた「事実らしいもの」を、信じていない人に振りかざしたくなって、そこに承認欲求も混ざり込んで「賞賛」「インプレション」を求めるようになっていく。一線を越えて、故意に事案を引き起こしたり、フェイクを混ぜ込んだりする人が現れるようになっていく。一方で、そういう人を利用する人も現れる……
 どうなっちゃうんだぁ?(by トム・ブラウン)

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