映画『メタモルフォーゼの縁側』を見て、創作について思いをはせる。

『メタモルフォーゼの縁側』は、高校生のうららと老婦人の雪が、「BL」という共通点から年齢も立場も飛び越えて、友人関係を築いていく。中盤では雪はうららに漫画を描くことを勧める。同人誌即売会で頒布するために書き上げた作中漫画『遠くから来た人』がとてもよくて、雪が直接関わったわけではなさそうだけど、そのストーリーにはうららが雪と出会わなければ生まれてこなかったであろう必然性があった。作る苦悩、売る苦悩も描かれているけど、終盤には「届く喜び」みたいなものも含まれていて、「創作って……」と思った。
私は創作をテーマにしたコンテンツに弱い。それを意識したのは『映像研には手を出すな!』からだったか。『ブルーピリオド』もそうだ。主人公が小説家、とかそういう間接的なものも含めるとたくさんあるだろう。大抵、創作をする人は苦悩している。
写真はどうか。写真はシャッターボタンを押すだけか。そうではない。創作として、しっかりと作り込まれた写真もごまんとある。レタッチだってそう。ただ、私はストリートフォトが主体なので、今カメラを構えるのか構えないのか、シャッターを切るか切らないか、という逡巡や決断を一瞬一瞬でしている。私の好きな写真家のひとり、アンリ・カルティエ=ブレッソンの言葉に『写真は短刀のひと刺し 絵画は瞑想だ』というものがある。この短刀の取り扱いには何度も苦悩して、そのたびにちょうどいい距離を模索してきた。
ブログも写真も、広い意味で「創作」と捉えている(広い意味じゃなくとも創作だと思っているけど)。趣味として長く付き合っているけど、誰かと一緒に作る、「共作」と言える共作はほとんどない。誰かと交わって起こる化学反応のようなものにあやかったのは、すごく昔に友人のポートレートを撮ったこと*1や、以前不定期に集まって4人で収録していたポッドキャストぐらい。今はどちらも手を放している。
映画を見たあとで、改めて創作っていいな。と思った。フィクションであっても、その作者の人となりは確実に影響している。写真であっても、「私」という影が写真に写っている。そしてそれが全く思いもよらない経路で誰かに届く。このブログは「はてなブログ」というプラットフォームの力で誰かに届きやすいけど、今年始めたポッドキャストでも、ボイスメモと同等レベルだとしても私以外の人が聞いてくれている痕跡がある。写真もFlickrに公開するとFavやコメントをもらったりする。
長くやっているとスランプのような期間に陥ることがある。長くやっていくならば尚更、時々変化や刺激を加えることが大切だと思う*2。共作というのも、刺激のひとつだなと思った。
2025W15
2025W15 (2025-04-07 / 2025-04-13)
今週のうたかた
7日 月曜日(2025-097)


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11日 金曜日(2025-101)



12日 土曜日(2025-102)
曇り。
朝、葛西海浜公園でのイベントに行く妻と息子を見送り、夕方までひとり時間。夕食は久しぶりにバーミヤンで。
13日 日曜日(2025-103)
雨。満月。
雨なので基本お家で。午後、雨の間隙を縫って買い出しへ。夕食はあり合わせ。
今週の覚え書き
今週のはてな
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*1:レンズ越しに目が合うことが気恥ずかしい。視線を外してもらうとやりやすいんだけど。友人に気づかれず撮ることは多かった。これって共作?
