息子の髪の長さのことで、母と電話で少し言い合いになった。
息子は生まれてからずっと髪を切っていないので、おしりの割れ目まで優に届く先端は、生まれてきたときの髪ということになる。髪が長いことを息子自身も気に入っており、「邪魔じゃない?」とやんわりと示唆してもこのままでいいと言う。
母は、七五三の日取りを報告したときも当日の写真を送ったときもそうだったんだけど、髪が長いことをよいと思っておらず、小学校に上がるまでに切った方がいいと言ってくる。いや、正確に言えば、それを理由にいじめられたりしないかという風に思っていて(心配していて)、「男の子なんだから」と言っていた。幸い今の幼稚園ではみんな仲良くそんなことはないんだけど、自分の経験上、確かに小学校に上がると1人ぐらいそんな無理解なやつも一緒になるかもしれないし、なにかの切っ掛けで……ということもなくはないだろう。でも今はそんなことあるかなぁ……という感覚もある。
親のエゴで髪を切るには、幼稚園年中はタイミングとして遅い思っているので、もう強制することはできない(したくない)、そもそも「男の子なんだから」という理由だけで髪を切りたくない。リスクをやんわりと教えつつ、このまま本人の意思に任せていいだろう、と言うのが自分なりの結論だ。
今は憧れの野球選手もできたし、そのうちなにかから影響を受けて自分から髪を切ると言い出すこともあると思うけど、まあ動向を注視する必要がある案件だなぁ、と。
母とはこの言い合いで疎遠になるなんてことはないと思うけど、親子・夫婦、どの関係でも考え方の違いはあってしかるべきよなぁ、と溜息が出た。
備考:私自身は、もう長いこと丸刈りである。