はせる

は・せる、馳せる

本、探しています (2024W43)

 活字中毒と言うには程遠いけど、とずっと言ってきた。

2024W43 (2024-10-21 / 2024-10-27)

 本としてまとめられた文章を読むのって、やっぱり好きだなぁと思った。ただ、たくさん本を読めばなにかいい作用がある、ということでもないし、同じ本を読んでもどのぐらい深く読むか、とか、感想は人それぞれ。当然のことだけど、私が読む本は私が選んでいる。「~の10冊」というようなまとめなども参考にしているけど、その中から読もうと選び取るのは私だ。「知っている本」だけが選択肢になるので、どうやって知るかという部分には能動的に当たっていきたい。
 「良い本に出会う」ことは「良い文章に出会う」こととも繋がっている。5年前に『文章に線を引く日常』という記事を書いたことを思い出した。

 当時と比べて、ブクログ読書メーターも変わらず使っているけど、ここで本に出会うことはあまりなかった。ブクログ文学賞の時には特集を組んでくれるので、その記事はありがたく参考にしている。読書メーターは共読(同じ本を読んだ人)の感想を見るために使っていて、月に1回ぐらいブクログから手作業で反映している。以前読んだ本の感想があがってくると、「この本、そう読むんだ」ということがあって、再読したくなったりする。基本として、感想などの情報を残したり、読みたい本をストックしておくことが主な用途。Tumblrでのテキスト流し読みの頻度は下がったけど、それはまあ時間をかける優先度が下がったということだと思う。

 最近特に頼りにしているのは、文芸誌などの書評や特集、作品ガイド。本を選ぶときにその著者がどんな人なのかということも考えるので、特集のインタビューや対談などはとても参考になる。あと、『文藝』は特集に沿った作品ガイドを掲載してくれることがあって、興味と特集が重なったときには読みたい本がたくさん増える。内容の質が高い。ファッション誌の連載部分にも書評が載っていて、これも意外とよい。
 動画や音声コンテンツの方に目を向けると、アトロク2では以前から本関連の特集が組まれたり、著名人に本や読書との関係について質問する『ブック・ライフ・トーク』があって強い。BSテレ東では『あの本、読みました?』という番組が放送されている。ゲストには著者や編集者が来ることが多く、『ご本、出しときますね?』の流れを汲んでいると感じる。
 YouTubeでは本の問屋さんが解説した『出版区』というチャンネルが好き。主な企画は「著名人が本を予算1万円での本のお買い物に同行する」というもので、選ぶ本でその人の輪郭もなんか見えるような気がして面白い。
 ポッドキャストでは『夜ふかしの読み明かし』。同じ本を読んで感想や考察を話し合う、まさしく読書会で、同じ本を読んだことがあればなお楽しく、読んでなくともどのぐらい読みたくなるような会話をしている。もちろん哲学対話の回も好き。

 本は常に探しているのだけど、同時に本を読む時間も探している。

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2024-323 ロールプレイ

 2024年11月18日、月曜日。雨、曇り。

 オードリーANNでドラクエIIIの話題。そうだよなー。私がテレビゲームを認識したあたりにはまだドラクエIIIをやってる友だちがいたんだけど、私は当時から王道を迂回する傾向があり、ファミコンを買ってもらってもドラクエに興味は向かなかった。3DSになってようやくドラクエIIIをプレイした記憶はあるけれども……クリアした記憶はないなぁ……なんかGBAのソフトでI・IIやった記憶があったんだけどな、とチラついていたのはFFのほうでした。ファミコンで一番楽しかったRPGコナミの『ラグランジュポイント*1』。一番やりこんだのはたぶんFFT、最近ようやくクリアしたのはサガフロンティア リマスター。ポケモンSVもRPGか。

 日本語入力にはなんだかんだずっとATOKを使っているんだけど、そういえばiOSATOKってしばらく更新されてないよなー、という思考の流れでApp Storeを検索して見ると、アプリ自体が変わっていた。プランそのままでは使えなかったので、ついでにベーシックからプレミアムへのアップグレードを実施。月額で2倍の600円に。でもこれでデスクトップの方とも同期が取れるようになるのね。まだよくわかっていない。

 翌日は健康診断なので21時以降は食事・間食ができない。帰宅して夕食を食べる、では間に合わない可能性があるから、夕方に遅い昼食兼早めの夕食でがっつり食べよう、と久しぶりにやよい軒を選択。チキン南蛮だとごはん2、3回おかわりできるなー、なんて考えながら券売機を操作していると910円の衝撃。

 もろもろ家事をやったあと、アトロク2から昨日深夜の坂道番組を追っかけ。アトロク2、22時台はクインシー・ジョーンズ追悼特集Part1、23時台は紅白出演者YOSOU。乃木は推しの二次キャラ。欅は2期生に絞った企画の2周目。日向はチーム対抗絶対的六感バトルで日向楽曲のイントロクイズ。なんだかんだで2時就寝。健康診断なのに。

ショーがはじまるよ (2024W42)

 イルカショーを初めて見たのは浅虫水族館だった。

2024W42 (2024-10-14 / 2024-10-20)

 浅虫水族館は青森県陸奥湾*1に突き出た夏泊半島の西側にある、青森県営の水族館。幼稚園か小学校低学年のころに、遠足と家族とで2回ぐらい行った記憶がある。全国の水族館を掲載した本には「イルカショーのステージは劇場っぽく幕が開閉する造りになっているのが珍しい」みたいなことが書かれていて、これを読んだときには全然記憶になく、7年前に息子と再訪したときに確認した*2

 たぶん私はイルカショーが好きなんだと思う。浅虫水族館で見たショーも、しながわ水族館で見たショーも、新江ノ島水族館で見たショーも、人間がイルカと意思疎通できることを目の前で表現される度に、すごく感動してしまう。でも、しながわ水族館ではリニューアル*3後にイルカの展示・ショーを取りやめることを決めている。品川区の出している資料では維持管理費などの財政面を主な理由としているけど、「イルカを取り巻く社会情勢」も踏まえての判断のようだ。イルカショーは世界的にもどんどん少なくなっていく、というのが時代の流れなんだろう。

 動物園や水族館での動物の生活環境の向上、その動物らしい生活の尊重という意味での動物愛護には大賛成である。そして、檻や水槽の中に閉じ込められないこと、そもそも捕獲されないことは、目の前の動物が本来そうあるべき状態なのだということも、理解できる。
 一方で、動物園や水族館で展示される種が少なくなっていくことで、地球にどれだけの多様性があるのかという体験の機会が少なくなっていくことも心配している。それは結局、人間のエゴなのかもしれない。でも、本物の動物を見にサバンナに行く、舟で海に出るなどは誰でもできることではない。見る・触れるなどの体験を通して、動物が好きで大切だと思う子どもを育てることも、動物愛護の精神を育むということなのではないかと考える。そういった子どもが少なくなってしまうと、未来はまた違ったものになっていくんじゃなかろうか、と想像している。

 動物の「尊厳、権利」は最大限尊重されてほしい。それを前提とした動物と人間の関係性があり、その中で、時にはその命をあずかったり、時にはその命をいただいたりしている。そういうことを考えたり伝えたりする、という機会も動物愛護に繋がっていくのではないかと思う。

*1:陸奥湾 - Wikipedia

*2:幕の写真は撮っていなかった。 帰省 3日目 その1 - はせる / 帰省 3日目 その2 - はせる

*3:2025年工事開始、2027年にリニューアルオープンの予定。 しながわ水族館|品川区

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2024-304 読みたい本

 2024年10月30日、水曜日。雨、曇り。

 図書館の予約システムと読書メーターから「読みたい本」を、全部ブクログへ引き上げた。理由は、読みたい本・図書館にある本を一元管理したいよねー、という衝動。
 図書館の予約システムはエクスポート機能があったのでそれを利用して、一旦ISBN13でまとめて登録したあと、登録日やメモなどの情報を補強。読書メーターはエクスポート機能がないので、「読みたい本」に登録している本からAmazonのURLを取得、URLからASINを取得してまとめて登録。こちらは登録日などを補強するのは手間なのでしていない。
 元々ブクログをメインに登録していたので、思っていたよりもあっさりと終わった。既存のものと合わせて325冊の「読みたい本」。読書メーターで便利:かもと思っていた「読みたい本」の優先度をタグを再現してみる。

 TBSラジオ『Session』のメインテーマが「参政党・日本保守党、議席獲得の背景」で、興味深く聞いた。TBSラジオの選挙特番の河村たかし氏のインタビューがすごかったんよな……

 『嘘解きレトリック』『全領域異常解決室』、どっちも継続して見ている。ここに『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』も加えたいんだけど、U-NEXTで見やすくなっており、TVerでしか見られる環境にない2作とは違って、優先度を下げてしまっている感がある。いかん。
 『嘘解きレトリック』は第3話まで所謂「優しさからの嘘」が主だったけど、4話からは事件要素が強くなり、ホラー要素も少しある。片岡凜こういう役が続くなぁ……。大正ロマン的な時代設定は好みであり、その部分が受けてもいるよう。私としては『御神楽少女探偵団』でしかない。
 『全領域異常解決室』はオカルトや超常現象を現実的な説明ができるように落とし込む。でも、それに当てはまらないこともあるけどね。とする感じがよかったんだけど、格闘中も興玉さんが強すぎるんだか異能があるんだかわからない演出になってきて、だんだん『SPEC』味が増してきているような印象がある。それでも面白いけどね。

リモコン (2024W41)

 ラジコンの思い出はそんなに多くはないのだが。

2024W41 (2024-10-07 / 2024-10-13)

 WATERS竹芝で水上ドローンを操縦する息子を斜め後ろから見ていて、私はタミヤRCカーグランプリを思い出していた。

 タミヤRCカーグランプリは青森の放送局でも放送されていたようで(不定期?)、何度か見た記憶がある。ホイラータイプのコントロールユニットを物珍しく感じていた。
 ただ、記憶を辿ってみても、自分ではあまり遊んだことがないのである。小学生ぐらいの頃に、特に望んでもいなかった本格的なバギータイプのラジコンをプレゼントかなにかで渡されて、遊んでみようとしてもやたらと混線して暴走するので怖くなって、気がついたらどこかへしまわれていた。そういえば、チョロQのラジコンみたいなやつもあったなぁ。あれもなんか楽しく遊べた記憶はないかもしれない……

 それがトラウマになったわけではなく、きっと世代的なところだと思うけど、ミニ四駆やワイルドミニ四駆のほうにハマっていく。ただ、いつ頃かは思い出せないけど、(たぶん)叔父が気まぐれで買ってきた青島文化教材社のリモコン戦車には、愛着を持ってよく遊んでいたことを思い出した。最終的にはリモコンで操作できる状態になるんだけど、プラモデルで、コントローラーも組み立てる。コントローラーは有線なので、走らせながら後ろをついていくことになるんだけど、むしろそれが楽しかった。今も販売されていて「リモコンプラモデルシリーズ」というらしい。無限軌道にはロマンがたくさん連なっている。陸上自衛隊の10式戦車もラインナップに加わっていて、今ちょっとほしい。

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