はせる

は・せる、馳せる

ただそれを書き留める(2022W49)

 ものすごい勢いで過ぎていく今。

2022W49 (2022-12-05 / 2022-12-11)

 今週のお題「日記の書き方」。基本、週報単位での更新で、週番号に従って出来事や写真などを毎週1記事は残していくスタイル。ちょっと前に記事にしたんですが、スプレッドシートで週番号によって日付やリンクを動的に変えるテンプレートを作って運用しています。

blog.ymmtdisk.jp

 このエッセイ部分については、その週内のトピックを取り上げて書くことを主としているものの、1個1個を拾い上げればたくさんあるはずだけど、ネタはその場その場で咀嚼して呑み込んでしまっているような感覚もあり、着手するときに毎回「さて……」と考えてしまう。だからこそ、毎日書いている人やフリーハンドで書ける人には憧れる。日記を書くこと、文章を書くことは好きだけど、私は筆が乗りにくいので、毎日書くのには向いていないような気がする(メモを残すことには四苦八苦しながら取り組んでいる)。昔の写真を取り上げてあーだこーだ言う「記憶の書架」とか、2021年以降の「映画のこと」もテンプレートを用意して書いているので、書き出す切っ掛けはそれぞれだけど、書くときのガイドラインとして、こういう「型」を持つことが楽だと感じる部分はとても大きい。

 閑話休題
 日記祭には行かなかったのですよ(顛末についてはこの記事の前日から当日(10日から11日)の辺りをご覧ください)。生で体感することはできなかったけど、それでもたくさん日記を書き続けている人がいるということが知れてうれしい。気になっていた委託販売者さん・出店者さんはこれからもフォローしようと思う。し、月日の店舗で販売とか通販対応されるところもあるのだろうか……?

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書くための思考(2022W48)

 来年の手帳・メモ帳をどうしようか、ここのところ毎年悩んでいる。

2022W48 (2022-11-28 / 2022-12-04)

 去年は悩んだ末にほぼ日のオリジナルに戻してみたけど、結局途中で挫折して、無印のメモパッドに必要なことを書いてなんとかしている。

 就職してすぐに使っていたミニ6穴のシステム手帳(ヨシタケシンスケさんがネタ帳などに使っているし)も検討したし、RHODIAのウェブノートに戻ってバレットジャーナル的な使い方をするか、とかも考えた。だいたいがデジタルでまかなえて、且つそっちの方がスマートフォンでどこでも参照できて便利、とかになってくると、気が緩むとアナログを使う機会がどんどん減ってしまう。便利なものを使わないのはもったいないとも思うけど、手書きで書く機会をなくすのはもっともったいないような気がする。

 今年はほぼ日で「HON」という新しいラインナップが加わったので、こちらを試してみようと思う。サイズはオリジナルと同等で、カバー一体型。

www.1101.com

 これを一昨年に購入したカズンのジッパーズに、無印のメモパッドと一緒に挟み込んで持ち運ぶというのが頭の中での計画。ジッパーズが好きなのは、閉じてしまえば小物も入れておくことができるので、小さなワークスペースを持ち運んでいるような気がするから。上手く使えるかは知らんけど、日付に従っても書けるし、まっさらなメモ帳も持てる。HONなら単体でも持ち運びによさそうだし、今は期待の最中。来年も再び「書く」ということと仲良くなりたい。

 書く、ということで日記、日記ということで日記祭。日記祭の当日が町内会のもちつきと重なってしまってがっかりしているけど、今のところは日記祭を選択している(妻にも相談済み)。次の町内会イベントはなんだっけ……
 日記祭の委託販売者さんや出店者さんは、下記のツイートのツリーにて紹介されている。興味のある日記本の数を勘定しただけで結構な数になってしまう……散財してしまいそう……恐い。

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イマジネーション(2022W47)

 FIFAワールドカップが始まった。

2022W47 (2022-11-21 / 2022-11-27)

 息子は野球に加えて、区のスポーツ振興事業を利用してサッカーも習っているので、早い時間の試合はなんとなしに見ている。私は小学生の頃に部活でやっていたこともあって(中学はサッカー部がなくて陸上部、高校は慢性的な膝の痛みで文化部だった)、サッカーは結構身近に感じるスポーツなので、帰宅してやっていれば見る、という状態になっている(グループリーグ第3節以降はちょっと無理かもしれない。時間帯が遅い)。

 妻と「サッカーはイメージのスポーツ」みたいな話をした。ボールを蹴る、というアクションは結構アバウトなアクションだと思う。スタジアムの状況、風や雨、敵チームの選手が迫ってくるプレッシャーもあったり、ドリブルならどんなフェイントを使うか、どこに蹴り込んだらパスが通るか、どこに走り込んだらパスを受けられるか、など、短い時間に様々な要素を予想して行動している、と思う。決まったポイントに正確に蹴れる人もいるけど、それにも直感的にこういった要素を考えているはず。私はこういったところからサッカーはイメージ(想像と予想)が大きく関わってくるスポーツだと思っている*1。観戦している側もプレーを想像して予想しているわけで、全く予期しないパスが通ったりすると「おお!」と声が出る。

 なので、日本代表がんばれ!とも思いつつ、質の高いサッカーが見られることがそもそも楽しい。(野球もサッカーもフルタイムでじっと見ていることはできるけど、ハイライトだけでも十分です、って思う反面、焦らした上で見せられるファインプレーは「緊張の緩和」的な効果はある、とも思う。)

*1:野球も打者や投手のステータスから守備のポジショニングとかは予想できるけど、どうなんだろう?あまり経験がないのでわからない。

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生活は進む(2022W46)

 感情や感覚は生もの。

2022W46 (2022-11-14 / 2022-11-20)

 週報に関しては、もっと早く書かねば、と思いながら、このエッセイ部分に書くことを「なにがあったかなぁ」と考えたり、とか、写真を取り込んでデジタル現像したり(日曜日に忘れていたり)、とか、そうこうしているうちにずるずると時間が経ってしまう。

 時間が経ってしまうとどうなるか。情報が追加・更新されたり、新しい感情が湧き起こったり、もっとインパクトのある出来事が起こったり、もうそれほど執着していなかったりする。そのような状況で先週を思い起こしてエッセイを書こう、と思っても、なんかもう違うんだよなぁ、という感覚になる。生活は進む。感情や感覚は過ぎ去る。

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努力、未来、利己と利他(2022W45)

 私利私欲、滅私奉公、利己と利他。

2022W45 (2022-11-07 / 2022-11-13)

 アニメ『チェンソーマン』を見始めた。マンガは読んでいなかったけど、たぶんこれを機に読み始めるんじゃないかと思う。そのぐらいに面白かった。

 切っ掛けは先週(W44)あたりから今週(W45)にかけてのTBSラジオ伊集院光 深夜の馬鹿力』と『ハライチのターン!』のそれぞれで、岩井さんが伊集院光さんにアニメ『チェンソーマン』をオススメしたことが語られていたこと(それぞれのトークややりとりの部分については省略)。人に勧めるチョイスとして、岩井さんが『チェンソーマン』を選択するのはかなり意外だったんだけど、まさにその私が意外に思った理由も言語化されていたり、オススメする理由についてもラジオで触れていて、「ああ、なるほどなー」と思った。ということで、例によってみやーんZZさんの書き起こしから、その中心的な部分を引用する。

ルフィも悟空も、少年漫画の模範的な正義すぎて、気持ちがわかんないんだよね。まあ、なんか憧れはするけど。「かっこいいな」とは思うけど、気持ちはちょっと、わかんないんだよね。人の心ってもっと醜いんじゃないかって思っちゃっているから。でも『チェンソーマン』の主人公デンジは、「俺がデンジだったらそうするんだろうな」っていう行動をしてくれるから。

ハライチ岩井 伊集院光と『さかなのこ』『チェンソーマン』の話をした話(miyearnZZ Labo)

 で、岩井さんが納得がいく行動をする、自分に近いとも言っていたデンジとはどんなやつだ?と思って見始めた。

 ラジオでふと言葉にしていた「少年漫画の模範的な正義」について考えている。ルフィも悟空も私利私欲がゼロというわけではないだろうけど*1、そもそも彼等は特殊すぎるんだけど、でも、多数が正義と考える模範的なものと、個人の私利私欲が、大部分……というか、ほとんど重なっている、融合しているということはあるのかもな。と想像する。そんな状態はかなり少数だと思うんで、「気持ちがわかんない」というのはその通りだなぁ、と。滅私奉公ではなく、利己が利他に繋がっているような感じ(……あってる?)。

 今週はこの辺でメモリ解放。

*1:ワンピースは読んでないし、ドラゴンボールも記憶の彼方。

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