はせる

は・せる、馳せる

トラックボールころころ

 もう10年以上トラックボールを使っている。今、「トラックボール?」となった人は、まあまあいるのかもしれない。すごく簡単に言えば、マウスをひっくり返したような形のやつ(といっても、ボール式のマウスを見たことがない人も今はいるのかな……)。

 一時期入力デバイスにこだわっていたことがあって(そういえば最近、「マツコの知らない世界」でキーボードが取り上げられていたねえ)、その頃はHHKBとか、今も使っているRealForceとか、単価1万円を超えるデバイスを使っていた(良いものは打鍵感がよく、さらに疲れにくい)。キーボードは何個か変遷するものの、ポインティングデバイスは一貫してケンジントンのExpertMouseトラックボールを使い続けている。トラックボールのなにがいいかって、手は動かさず指だけでポインタを動かせるところと、ポインターの移動にボールの慣性が使えるところ。手を動かす範囲が狭ければ、そのぶん疲れにくくもなるはず。

 キーボードもマウスも、やっぱり人それぞれ使いやすい(、あと疲れにくい)ものはあって、日常的に使うものにはよりいいものを検討する時間やお金をかけるという判断は正しいと思う。なんて考えているのは、今日ケンジントンの新製品発売の記事を目にして物欲を刺激されたからである。物欲。

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書架の埃が厚い

 ツイッターで「#名刺代わりの小説10選」というハッシュタグを見かけて、自分にとってはどれになるかなあ、とここ数日は考えていた。ブクログ読書メーターを振り返ってみても、直近はエッセイや実用書(と読み聞かせた絵本)に偏っていて小説が少ない。積ん読の中にも1冊しかない。もっと過去を辿っても、読書ログに登録していない小説も多々あって、記憶に頼るしかなかった。(ブログにまとめていたような気もしていたけど、ちょうどはてなブログに移行していない期間(2005年から2011年ぐらい)だった模様、ガッデム)

 とはいえ、実はそんなに小説を読んでいるわけでもない。学生時代はラノベの話題作ぐらいだったし(フルメタとかMissingとかハルヒとか)、よく小説を読むようになったのは社会人になってからだった。村上春樹や森博嗣の小説は好んで読んでいたのをよく憶えているけど、他の作家さんは……うーん。となる。好きな作家というと先述の2名で、あとは単発で読んでいたんだっけなあ……。ということで、押し入れの中のダンボールを開いてみなくては。と思い至る。続きを待て。

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犬のいる生活

 我が家には犬がいる。元々は妻が飼っていた犬で、私と出会う前に1匹亡くなり、結婚し息子が生まれてからも1匹を天国に送り、今は1匹だけになった。どの子もチワワだ。

 昔、実家では親戚から預かった雑種犬をずっと育てていて(結局そのまま実家で一生を全うした)、犬を飼うのはそれ以来だった。当時は室内で飼いたくて、(いつの間にか)野良犬と交尾して生まれた子犬を連れ帰ろうとしたけどダメだった。今、その夢が叶った形になっている。

 犬を飼うのは楽しい。言葉での意思疎通ができない、自由な存在が生活の中にあるとハプニングはつきもの。ビニール袋や雑誌にオシッコを引っ掛けてしまったり(これは置いた方が悪いのだ)、年を取ってくると(もう10歳)低気圧で機嫌が悪くもなる(これは人間も同じく影響を受ける)。その子の行動の傾向がわかってくれば、自然とそれを念頭に置いた生活様式になっていく。

 でもまあ、一番は癒やし効果だわな。撫でられたり触られたりするのが好きらしく、前足で私の手を「ちょいちょい」としてくる仕草はもうたまらん。

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