はせる

は・せる、馳せる

土地を愛す

 『日暮里チャーリーズ』というドラマを見た。土曜深夜の30分枠の『ステイナイトミステリー』という、月毎に入れ替わるオムニバス形式のドラマ。『日暮里チャーリーズ』は3つのうちの真ん中の作品で、その名の通り日暮里が舞台のトラブルシューター的なお話し。ストーリーというよりは設定で引っかけてくる内容で徐々に惹かれていく。悪くなかった。連絡係の不二子役の吉田桃華さんが、通常ラーメンの出前の格好をしてダサい感じで出てくるんだけど、それでも漏れ出てくるオーラがすごく気になった。

 本題。家の近所が舞台なのでどうしても見入る。日暮里駅周辺はもちろん、谷中銀座、羽二重団子、芋坂児童遊園の辺りと、ロケ地がわかると楽しい。以前も「増山超能力師事務所」というドラマで日暮里周辺が取り上げられたし、鶯谷駅の方でも映画かドラマかわからないけどロケをしているところに出くわすことがたまにあり、この辺はロケ地としての魅力があるのだな、と少し嬉しく思う。

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日曜日は夜更かし (2)

 今週も日曜日は夜更かしだ。今これを夜更かししながら書いている。

 疲れて21時ぐらいで寝てしまわない限り、なんにせよ結局日曜日は夜更かしする。独りの時間の確保というのも、たぶん理由のひとつだ。ぼーっとアイドルの番組を観ながら、精神を整える。……なんかこう、事あるごとに「精神」の衛生を保つような話をするけど、きっと人生の中で大切にしていることなんだろうなあ。精神が落ちたら個人はもちろん、家庭も仕事も保たないのよ。

 今日は「ザ・ボーイズ」シーズン1の最終話も観た。つい先日シーズン2の公開が始まって、私はシーズン1の途中だったので急いで追いついたところ。エロもあり、ゴア描写もあり、ブラックな笑いもあり。なかなか整理のつかない内容ではあるけど、精神は整う。

 それでは、歯を磨き、明日の予定をチェックし、火の元や戸締まりを確認し、ベッドへ向かいます。おやすみなさい。

ひと夏の経験

 豊洲の公園に行って来た。

 この夏、じゃぶじゃぶ池をやっている公園が新型コロナの影響で少なく、妻と息子は北区飛鳥山公園(ここは私と虫取りにも行った)や中央区久松児童公園(ここは私は行っていない)などに行っていて、今日は江東区豊洲公園のじゃぶじゃぶ池に行ってきた。

 さて、今回はじゃぶじゃぶ池の話がしたいのではない。話を進めると、豊洲ふ頭内公園では手持ち花火を行うことは禁止されていない。詳しくは最後に付記するサイトを見てほしいけど、都内で手持ち花火ができる公園は稀少だ。妻はその辺の段取りを組んでいて、じゃぶじゃぶ池で遊んだ後、ららぽーとで時間を潰し、夜は事前に手に入れていたらしい手持ち花火を楽しんだ。最高の夏の一日だった。

 話はまだ続く。私がこの日一番興奮したのは帰りの有楽町線の電車の中だった。ふと妻のカバンを見ると黒く蠢くものが……。咄嗟に払い落とし、カバンから座席の背もたれに移ったそれを見ると、ハサミムシの幼虫であった。たぶん、花火のときに下ろした荷物に乗り込んできたのだろう。久しぶりに出会ったハサミムシを、息子と一緒にできるだけ安全なように誘導し、見えなくなるまで見送った。これもまたひと夏の経験。

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原稿用紙1枚分の練習

 いま読んでいる本について。

 「書けるひとになる! ――魂の文章術」という本。紹介ブログを読んで興味が湧き、すぐに本屋にて購入した。他の積ん読を差し置いて(2冊、マンガ含めると3冊ぐらいは並行して読めるようになった。まあ、それは別の話)、優先させて読み始めた。タイトルには「文章術」とあるけど、中身はコラムのように読めるもので、その中に文章を書くためのエッセンスや、書くに当たってのスタンスが散りばめられている。まだ全体の3分の1程度までしか読み進めていないので感想は控えるけど、面白い。

 この本では、文章は書かなければ上手くならない、そしてそれだけでなく、たくさん読むこと、たくさん聴くことも必要だという。私は自分自身を振り返って、読んだり、聴いたりはそれなりにしてきたと思うけど、それに比べたら、書く、ということについては少なかったように思うのだ。そんなわけで、こうやって原稿用紙1枚分の文字数を目標に(超えるのはありで)、できるだけ文章を書くことを始めた。これにて5日目。土日祝はどうするか。

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雨に抵抗する

 「突然」というのは思考力を低下させる。

 今日は通勤中に、会社最寄り駅を降りたら雨が降っていた。この時間に降ることは全く想定していなかった。それでも折りたたみ傘は持っていたので、会社までは大丈夫だろうと高をくくるも、程なくして本降りへ。大粒の雨が叩きつけるように降ってきて、すぐにズボンまで濡れ始めた。カバンは一応「ウォーターレジスト」を謳うものではあるけど、抵抗したって敵わないことはある。気がかりなのは中に入っている手帳や本だ。濡れたら困る。波打った手帳や本は、それ以降の使用意欲に影響が出るのでなんとしても避けたい。傘の角度を変えて、カバンに雨が当たるのをできるだけ防ごうとしてみると、今度は体に雨が当たる。どうしたら……

 と、そんなことを悶々と考えるのをやめ、途中で雨宿りできるスペースに入り込み、このカバンに付属しているレインカバーを取り付ける。降り始めの段階で雨雲のレベルを確認していれば、もっと早い対処ができたのでは……と思った。

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