はせる

は・せる、馳せる

嫁が仕事だったのでアンドレアス・グルスキー展に行ってきた。

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【美術館】今週末は嫁を質に入れてでもアンドレアス・グルスキー展に行け : 超音速備忘録

 質に入れるまでもなく、予定を見たら嫁は仕事だった。...まあそれとは関係なく、友人らと集まる口実として14日にアンドレアス・グルスキー展に行って来た。

 冒頭の記事もチラッとしか読まず予備知識をほぼ入れずに行ったので、展示を見て行くにつれて違和感が。展示目録を読むとすぐにわかる、デジタル加工の事実。写真をデジタル加工して現実により非現実が表現されているわけか。
 恐らく歪曲収差の修正だとか手前から奥へ全てピントを合わせるとかシャッタースピードを上げて動きを止めたり、もちろん水平の修正とかそういったことがされていたんだろうなぁ。途中からどこが加工でどこが無加工なのか推理してみるのも面白かった。

 例えば「ベーリッツ」という作品。マルチングという方法で作付けされている畑が水平に画面いっぱいに敷き詰められていて、その中でいくつかビニールシートをめくって人々が作業している。作品の中に徹底した秩序(平行に並んだ黒いビニールシート)があり、そしてその秩序を乱すもの(めくれて土が露出した箇所)がある。趣味で写真を撮る人間として感じたことは、作品に含まれる無機質な秩序と有機質な事象の組合せが気持ちいいということ。他の作品でも同じようなことが見受けられるので、この無機質と有機質の組合せもテーマとして好きなんだろうなぁ、と思った。

 あと作品がでかい!前に立つと2m×3mの巨大なプリントが覆い被さってくるような感覚になる。この感覚はそうそう体験できるものではない。

 申し訳ないけど、展示は今日で終わりなのよね。大阪展が来年あるようなので、いつかまたどこかで。